わすらるるみをばおもわず
突然ですが。自分が百人一首でいちばん怖い歌だなと思っているのが、「わすら」です。
「忘らるる身をば思わず 誓いてし人の命の惜しくもあるかな」
あんなに好きとか言ってたくせに私のこと捨てるなんて、罰が当たらなきゃいいけどね(怒)、みたいな感じでしょうか。(かなりざっくりした訳ですが・・・)
なんだか演歌的な執念を感じて、試合で送られたりすると何となく意識してしまう札です。
友札の「わすれ」が3文字目の子音まで同じなので、高確率でお手つきしちゃうんですけど(>_<)
「わすれ」と「わすら」は歌全体の意味はまったくベクトルの違う2首なのですが・・・音が全ての競技かるたではとっさの判断が難しいです。
意味とかイメージの力を借りて、聞き分けと暗記に活かせないかなぁ?とひそかに考えてるこの頃です。