アラサー女のかるた時々その他。

社会人で競技かるた始めました、地方在住のOLの記録です。

持ってない側の人間

たまには大真面目な話を。


かるたをやらない知人と最近話したことが心に残っています。

「『頑張ればB級にはなれるかもしれないけど、A級になる想像は出来ない』とSallieは言うよね。かるたの話を聞いていて、たぶんよほどの才能がない限りは、根本的な生活スタイルを変えるくらいの覚悟がないとなれないんだろうなと思う。そうしろと言っている訳じゃなくて、他の普通の幸せを犠牲にするか、しないかのスタンスの問題」

大体こんな感じの内容です。
知人は趣味で長いこと音楽をやっているそうなのですが、若い頃、プロを目指すか迷ったけれど、結局は普通の仕事についてアマチュアで続けているとのこと。

スポーツや稽古事全般にいえることですが、「持っている」か「持っていない」かは確かにあると思います。
一流と呼ばれる人は、才能がありなおかつ人より努力をできる人なのですよね。

かるたに関しては、自分は明らかに「持っていない」側の人間だと自覚しています。集中と暗記力はかろうじて人並みですが、感じと平常心、体格(これは大きなハンデではないですが)は致命的に劣っているので...

かるたが好きでそれなりの努力をしているつもりだし、A級に憧れる気持ちがないわけではありません。「頑張ってなれれば嬉しいよね」くらいの意識でいました。
ただ冒頭の知人の話を聞いて、自分の甘さを今さら自覚しました。
全てを賭ける覚悟があるか、というスタンスをはっきりさせないから、何がしたいのかも分からず、漫然と練習するだけで満足してしまっているんじゃないか、と。

ちなみにかるたにはプロがないので、社会人の自分にとっては一層、どう向き合うかが重要なのかなとも思います。