きみがためを
今月は会社の決算やかるたのねんりんピックが重なり、なかなか対人練習が出来ずにいました。
いい加減人と取れないのが不安になってしまい、今日は半休を取って午後からかるた会に強行軍してきたのは秘密です(苦笑)
勝負勘だけは場数をこなさないことには身につかないことを感じました。
ところで表題の件。大山札の攻略法...ではなく、歌の意味について.パート2です。
君がため惜しからざりし命さへ 長くもがなと思ひけるかな
学術的な部分はGoogle先生にお任せするとして、夭折した貴族の男性(イケメン!)の歌、それも朝帰r...失礼しました、いわゆる後朝の歌です。
「あなたに逢うためなら命さえ賭けられると思っていた。でも実際にあなたと結ばれてみると、もっと長く生きたいと思うようになりました」が大意でしょうか。
文法解釈を覗くと、もちろん「君がため」はすぐ後の「惜しからざりし」に係ります。(あなたのためなら惜しくなかった)
当然これが正しいのですが、もし「長くもがな」に係てみると、微妙に意味が変わってくるんじゃないかと思っていました。(あなたのために長く生きたい)
「これまで自分の命なんて惜しくなかったけど、あなたのために生きたいと思えるようになったよ」
生きてる実感もなく過ごしてきたけど、本当に大切な人ができて、生きる喜びを知って、その人のためにも自分を大切にしたいという心境の変化というか。
こんな風に好き勝手に、頭の片隅で意味を考えることがある一首です。